本作は『ジュラシック・パーク』、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』、『ジュラシック・パークIII』に続くシリーズ4作目で、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を取っています。

■さくっと見た感想
文句なし。最高のエンターテイメント。
1作目のジュラシック・パークに勝るとも劣らぬ、孤島のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」が冒険心をかりたててくれました。より近代のテーマパークらしくなった舞台が、「もしもいま恐竜のテーマパークがあったら」、そんな想像をさせてくれます。
そして、いつもどおり逃げ出す恐竜たち。逃げまとう人々。役に立たない警備システム。あと、ラプトル。
あまりネタバレしたくないのですが、今回はラプトルと共闘します。
主人公のオーウェンがラプトルと協調関係を築いており、ある程度は命令を聞かせられるのです。
ここがいままでとは違うところで、ラプトルが恐怖の対象にならず、どちらかというと可愛い、ペットのように思えてきます。
その代わりに、本作では新種の恐竜が登場します。
知能がやけに高く、遊びで他の恐竜を殺す残忍な性格。
本能のままに狩って、食う。ラプトルとはまた違った恐怖を感じました。
で、なんやかんやあって新種の恐竜は倒され、最後にTレックスがガオーって吼えて終わり。
ジュラシック・パークシリーズらしい、まさにその言葉がピッタリの映画でした。
■ジュラシック・パークにこめられたテーマ
1作目には、「自然はコントロールできない」というテーマがこめられていました。
本作にもそのテーマは引き継がれていますが、加えて、「文明のおごり」に対する警告がこめられているように感じます。
新種の恐竜を檻に閉じ込め、自分が何者かもわからない状態で飼育し続けた結果、発生する大惨事。
見世物として種を想像したことに対する天災と言えるでしょう。
最近の技術進歩を見るに、近い未来、似たような事故が起こるのもありえない話ではないのかもしれません。
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