今週末、『秒速5センチメートル』と『東のエデン(アニメ)』を鑑賞しました。
秒速5センチメートルは恋愛物のアニメで、普段好んで見るジャンルではないのですが、最近、ゲーミングチームのメンバーに「『AKIRA』を見ていないなんてありえない」と自分が言ったのもあって、名作とうわさの本作を鑑賞することにしました。
別のアニメ好きの知人に言われた「秒速を見ていないなんてありえない」の言葉にぐっさりきたのもあるんですけどね。
ついでに、その知人に『東のエデン』もお勧めされましたので、アニメ版はすべて鑑賞しました。映画版の感想はまた時間のあるときにでも。
秒速5センチメートル
新海誠の作品で唯一、私が鑑賞済みの『言の葉の庭』(これまた名作なのお勧めです)のときもそうだったのですが、絵がとにかく綺麗で写実的なのが印象に残りました。
ひとことで表すと、力強くて繊細、そして色鮮やか。
もうひとつ印象に残ったのは、実際に「ありそうな」ほろ苦い恋愛ストーリー。
本作で舞台となる新宿の駅や東京の町並み、つまり東京在住の私が見たことのある場所と、実際にありそうな男女の葛藤が感情移入を誘う、かと最初(1話。主人公がまだ幼い頃の話)は思っていたのですが、話が進み、互いに想いを寄せるふたりが大人へと成長すると同時に、その感情はなくなっていきました。
それは、私と主人公の男性が完全に異なる考え方を持っていたからでしょう。
あくまでアニメをアニメ(非現実)として見る癖のついた私が、こういったストーリーや世界観、映像表現それらすべてが現実的なアニメでは主人公と自分をへたに重ねようとしてとしてしまう、というのは発見でした。
アニメとしてのクオリティ(特に映像表現)は、新海誠の作品ということでいわずもがなですが、主人公の好き嫌いは結構わかれそうです。
特に、行動派の人からすると、主人公の男性のあと一歩踏み込まない感じが見ていてもどかしいかもしれません。
とはいえ、新海誠の作品は、見ておいて損はないので、一度は鑑賞してみてることをお勧めします。
失恋しているときには、さすがにお勧めできませんがね。
(続)
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